習近平国家主席（中共中央総書記）による第25回アジア太平洋経済協力会議（APEC）首脳会議への出席、ベトナム及びラオスへの公式訪問について外交部（外務省）は3日、国内外プレス向けブリーフィングを行い、李保東外交副部長（外務次官）、陳暁東外交部長助理（外務次官補）が説明に立った。

李保東外交副部長によると、習主席は11月10、11両日にベトナム・ダナンで開かれる第25回APEC首脳会議に出席する。ダナン会議への習主席の出席は、中国側がアジア太平洋協力の強化を非常に重視していることを十分に示すものだ。その間、習主席はAPEC・CEOサミットに出席し、基調演説を行う。2段階の首脳会議とワーキングランチに出席する。APEC首脳とASEAN首脳の対話に出席する。APEC首脳とAPECビジネス諮問委員会（ABAC）代表の対話に出席する。また、関係するエコノミーの首脳と会談する。

今回の会議のテーマは「新たなダイナミズムの創出と共通の未来の促進」だ。各エコノミー首脳及び代表は地域経済統合、包摂的な成長、革新的な成長、コネクティビティ、農業及び食糧安全保障などの議題について踏み込んで見解を交わす。会議のコンセンサスは会議後発表の首脳宣言に反映される。APECの重要なメンバーとして、中国側はベトナムによる首脳会議の開催成功を断固として支持しており、次の点で前向きな成果を期待する。第1に、アジア太平洋の開放的発展という大きな方向性を共に維持し、積極的かつプラスのメッセージを対外発信して、開放型世界経済にプラスのエネルギーを注ぐ。第2に、アジア太平洋発展の新たな原動力を掘り起こし、アジア太平洋コネクティビティ・ビジョンの実行を推し進め、構成国の実体経済の発展を促進する。第3に、将来協力の新たなビジョンを共に描く。中国側は引き続き各者と共に、アジア太平洋経済協力の安定した前向きな発展を後押しし、アジア太平洋と世界の発展・繁栄を促進する。

陳暁東外交部長助理によると、習総書記（国家主席）は今回のベトナム訪問で、グエン・フー・チョン共産党書記長、チャン・ダイ・クアン国家主席、グエン・スアン・フック首相、グエン・ティ・キム・ガン国会議長と会談し、中越両党・両国の戦略面の意思疎通の深化、党・国家統治経験の交流、重要な発展戦略の連携促進、実務協力の拡大、人的・文化的交流の拡大、関心を共有する地域・国際問題について踏み込んで意見交換する。ラオス訪問では、ブンニャン・ウォーラチット書記長（国家主席）、トンルン首相、パニー・ヤートートゥー国会議長と会談し、伝統的友好の発揚、政治的相互信頼の強化、戦略面の意思疎通の強化、実務協力の深化について踏み込んで意見交換する。（編集NA）

「人民網日本語版」2017年11月6日