9月4日に発表された「BRICS首脳厦門(アモイ)宣言」で、BRICS各国は、他の新興市場・発展途上国との間に広範なパートナーシップを築き、平等で柔軟な方式で他国と「BRICS+」協力モデルも含めた対話と協力を展開するよう努めるとの方針を共同で示した。世界経済の回復基盤が依然として堅固ではなく、経済グローバル化プロセスがつまずく中、「BRICS+」というモデルは、BRICS各国が他の経済体と発展の機会を共有し、世界経済の「パイ」を共に大きくし、公平で、開放的で、包摂的な世界経済新構造を共に作り上げることを後押しするだろう。
BRICS協力メカニズムの延長として、今回の厦門会議期間中、BRICS5カ国首脳はエジプト、ギニア、メキシコ、タジキスタン、タイなどの首脳と協力計画について話し合い、いかにして持続可能な開発のための2030アジェンダを実行し、広範な範囲をカバーする南南協力及び国際発展協力プラットフォームの構築を推進するかに共に注目した。この点をはじめとする「BRICS+」は満場の喝采を浴び、多くの国が「BRICS+」参加を熱望するとの意を表明した。例えばメキシコのエンリケ・ペーニャ・ニエト大統領は、「メキシコはBRICS各国が打ち出した緊密な関係、協力促進、課題への共同対応という価値観に大変賛同しており、BRICSメンバー国と今後も密接な対話を続けていきたい」と述べた。