中文 | English | Français | Deutsch
 
 
ホーム 政治 経済 社会 中日交流 文化 文献 特集
ホーム >> 政治 >> 本文
  • descriptiondescription
中国はグローバル化の守護者に
  ·   2017-07-10
タグ: G20;グローバル化;政治
印刷

世界の主要経済体のうち、中国が主導するグローバル化は、目標もあり実体を伴うサポートもある現実主義のグローバル化であり、しかも一国或いは国家グループ「第一」主義を脱却したグローバル化である。ポスト金融危機時代の転換期において、或いは新たな経済サイクルに対する期待が高まる中で、中国が主導する新型グローバル化はいっそう影響力を持つ。この新型グローバル化の核心的な足がかりは、1つにはより高効率なグローバル金融ガバナンス新秩序構築の積極的推進である。この新秩序を象徴するアジアインフラ投資銀行(AIIB)には米日を除く重要国がすでに加入し、AIIBは世界銀行と同様のグローバル金融ガバナンス機関になっている。もう1つは、中国の「一帯一路」構想、すなわち各関係国・地域における資本・生産能力プロジェクトにより、大規模なインフラ建設を通じ、中国と関連国・地域からなる運命共同体を築くことである。

保護貿易主義反対にしても、グローバル化支持にしても、虚構のスローガンや概念ではなく、実践によってグローバル市場の連結と世界各国の協力・ウィンウィンを実現するものだ。ここで指摘しておくべきなのは、米国はパリ協定を離脱し、トランプ政権が「米国第一」を追求してはいるが、米国は多国間主義を放棄しつつも、2国間貿易交渉によって米国と関連する国・地域との利益バランスを取ろうとしていることだ。欧州に目を転じてみると、EUはイギリスの離脱という痛みに直面し、内部にポピュリズムと右翼保守主義という政治リスクを抱えている。さらに難民の流入がもたらすテロリズムも欧州の新たな脅威となっている。このような情勢の下で、欧州が主張するグローバル化は勢いこそあるが実質的内容に欠けるため、中国にいっそう多くの期待が寄せられている。

グローバル化の守護者と新型グローバル化の牽引者として、中国が支持するグローバル化は政治条件を付加していない。この点において、中国のグローバル化は米日欧が主導する従来のグローバル化より純粋なのである。(張敬偉・チャハル学会高級研究員、中国人民大学重陽金融研究院客員研究員)

「北京週報日本語版」2017年7月10日

前のページへ12
シェア:
リンク  

このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。


住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
  京ICP备08005356号 京公网安备110102005860号

中国語辞書: