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北京週報>>評論  
改革再起動の年の中国外交

                              暁岸(本誌特約評論員)

 

2013年の中国外交は執政党権力の交代と改革再起動により見どころ満載となった。「変」と「不変」という表面的現象を通して、新指導部がこれまでの改革精神と世界的視野を受け継ぐことが現在の中国外交のかなめであることが見透かせる。

中国外交が直面する時代背景

改革開放初期と比べ、中国の総合国力は大きく飛躍し、その自然な流れとして、世界でいかに実力を用い、どのようにして役割を発揮するかという課題に直面している。中国の新指導部は、台頭しつつある大国が正しい戦略を立て適切に実力を使うことの重要性をよく理解しており、中国は確固として平和的発展の道を歩むことを何度も表明してきた。指導部はまた、中国は絶えまなく発展する力を頼みに平和的発展の道をよりよく歩まなければならないと強調している。

継続性の維持は中国外交に対する時代の基本要求である。平和を守り、発展を促進し、協力を提唱するという中国外交の主軸が政府の交代によって変わることはなく、時代とともにより成熟し、多様化してきた。

習主席ら指導部は内外の情勢が複雑な時期に権力のトップについた。新指導部は中国の改革深化に努力し、「中国国内の発展と対外開放をよりよく統一し、中国の発展を世界の発展と結びつける」決意で臨んでいる。新指導部は、国内の矛盾多発期と国際的に複雑な変化が起きている中での改革推進が極めて苦難に満ちたものであり、中国が精力を集中させて自国のことをしっかりやるためには平和な国際環境が欠かせないことを非常によく分かっている。

目下存在している主要な潜在的危険は3つある。①世界経済が「ポスト危機時代」に入り、主要経済体の構造調整と金融緩和打ち切りで競争が激化し、変動リスクが高まっている。②オバマ政権が「アジア・リバランス」戦略を推進し、中国と米国、日本、ASEANとの関係で同時に厄介な事態が起き、周辺戦略圧力が高まり、領土・海洋の争いが顕在化している。③朝鮮半島、シリア、イランなどの問題で緊張が高まり、中国の戦略利益、国境安定、エネルギー安全保障に直接的に波及している。

こうした複雑な局面を前にして、習近平主席はトップダウン設計とボトムライン思考を強化し、大国外交を積極展開するべきだと強調した。

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