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北京週報>>評論  
対中国監視は日本が自ら首をくくるロープ

 

近頃、日本の対中対抗措置がいっそう激しさを増しているようだ。

釣魚島を巡視する中国無人機を撃墜すると声高に公言した他にも、日本は中国ステルス機対応のため、ステルス機探知レーダーを積極的に研究開発している。また、太平洋上の中国軍艦・軍用機活動監視のため、第2列島線の硫黄島に通信傍受施設の設置を計画。技術で中国に追いつくために、第5世代「心神」技術実証機の研究開発にも力を入れている。早急な大陸間弾道ミサイル保有能力を目指し、新型固体ロケット「イプシロン」を試験発射。戦略上中国を包囲するため、ベトナムとフィリピンの武装支援を強化。中国弹道ミサイルの脅威に備え、京都府京丹後市航空自衛隊基地への2基目の米軍Xバンドレーダー配備を受け入れた……

日本のこうした動きの目的の1つは、戦略上中国を包囲することだ。そしてもう1つの目的は、アジア太平洋における中国とのパワーゲームで優位に立つことである。当然、この2つの目的は相互に補完し合っており、日本は結局のところ中国を臣服させ、アジア太平洋での自国の支配的地位を維持・強化しようとしているのだ。

右翼政権発足後、日本では上記のような考え方が表面化し、実行に移され始めている。特に新世紀に入って以来、日本は外交上「中国包囲」戦略を取り、「価値観を共有する」周辺アジア諸国と統一陣営を築き、「価値観の異なる」中国を包囲しようとしている。これがすなわち日本が打ち出した「自由と繁栄の弧」外交戦略であり、今で言えば、安倍首相の「中国包囲」戦略なのである。

より広い視野で見ると、日本のいわゆる「中国包囲」は、実のところ米国の「アジア太平洋リバランス戦略」に積極的に協調したものだ。本当のところ、日本の実力だけでは、経済的にも軍事的にも、そして総合国力でも、最早中国にふさわしい相手ではない。日本の中国対抗戦略は米国のアジア太平洋軍事力配備を後ろ盾にした、虎の衣を借る狐である。つまり、日本はアジア太平洋における米国の手先であり、見え隠れする米国の支持に頼ってアジア太平洋地域で霸を唱え、さらには他国がアジア太平洋で台頭しバランスを破るもう1つの勢力になることすら許さない。

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