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北京週報>>評論  
「南中国海行動規範」交渉、間違った認識正すのが先決

 

(3)「南中国海行動規範」を紛争解決メカニズムだと曲解し、南中国海紛争解決を標榜しながら実は紛争棚上げのために伏線を張っている。南中国海紛争は多くの国の利益に関連し、非常に複雑で敏感な問題だ。適切な紛争解決はすぐに成し遂げられることではない。「規範」策定イコール紛争解決と主観的にあて推量している一部の国は、明らかに下心を持って騒ぎ立てているにすぎない。その言外の意はむしろ「紛争不解決メカニズム」と言ったほうが適当で、紛争問題を口実に長期的「勢力均衡」戦略を実施し、長期的利益を得ようと企んでいるのだ。なぜなら、ただの紙切れにすぎない「規範」だけで南中国海域の「五カ国六者間」に及ぶ複雑な紛争を解決することは不可能だからだ。「規範」策定で南中国海の衝突を管理統制し、南中国海情勢の安定を確保することこそが、平和を愛する有識の士が規範に与えるべき意義なのである。

「規範」策定は複雑な協調プロセスだ。人為的にスケジュールを決められるものではないし、外部勢力の政治に巻き込まれて「その場しのぎ」に成り果ててもいけない。まず誤解を整理して初めて、広く認識を共有して結集し、「規範」策定の全体枠組みとロードマップを協議決定し、「規範」のコンセプトテキストや議事日程などさらに踏み込んだ内容の検討に入ることが可能になる。策定の大原則は、「宣言」実行の過程での「規範」策定をあくまで貫くことである。今年9月には、「宣言」実行のための第6回高官会議と第9回ジョイントワーキンググループ会議が行われると聞く。関連各国はこれを機に、手を携えて努力し、「規範」交渉のための世論環境と政治的雰囲気を醸成するべきだ。

「北京週報日本語版」2013年8月12日

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