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北京週報>>評論  
「ねじれ」解消で日本の先行きさらに警戒必要

 

「ねじれ国会」解消

評論家は、「参院選に勝利したことで、自民党はさらに政権基盤を固め、衆参両院選挙のない今後3年間、日本の政局は比較的安定するだろう」と分析している。

今回の参院選で6年に及ぶ「ねじれ国会」が解消され、自民党は政策決定が容易になった。「ねじれ国会」においては、与党が法案を提出しても、参議院で否決されれば衆議院に戻され再議決となる。重要法案をすんなり通過させるために、与党は事前に第1野党との協議、ひいては妥協すらする必要があった。今回の参院選で参衆両院ともに第1党の座についた自民党は、今後はこうした制約を受けずに済む。

日本メディアはおしなべて、今回の総選挙で政界再編が進む可能性もあるとしている。連立政権を組む自民党と公明党は、改憲、原発政策、経済政策などで意見の相違がある。一方、自民党と日本維新の会、みんなの党は改憲問題に関する意見を同じくしている。改憲の旗印を掲げる安倍首相は、今後維新の会などと「部分連立」をすることもあり得る。また、民主党は分裂するか、生活の党などと再編する可能性もある。評論家は、「今後政界に大きな混乱は生じないが、今回の選挙で気勢をそがれた民主党などの野党が自民党と対抗するために新たな道を摸索するだろう」と分析する。

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