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評論  
遺産登録申請成功の背後にあるのは

 

申請成功後は保護が難題

     

                  丹霞山の風景 

     

ある論評は、丹霞山の遺産登録申請は、国内の景勝地が次々と申請した後の経済的考量、経営的考量をある側面から実証することができ、こうした考量はむしろますます大胆かつ直接的になっている、と指摘する。こうした景勝地及び景勝地の背後にある地方政府について言えば、申請はプロローグに過ぎず、真の“大戦”はその後の建設と開発にある。申請の成功はただ入園料アップの始まりであり、景勝地の大規模な土木工事の始まりでもある。建設への欲望は資金の不足と同様に止まるところを知らず、そこで、絶えず引き上げを考えざるを得ない。

真に憂慮するのはまさにこうした「建設の拡大」、また「建設による破壊」というものだ。多くの景勝地での大規模な土木工事は自然環境の完ぺき性、天然性を破壊しているのみならず、過度の開発により自然遺産や文化遺産の価値が低下する可能性もある。06年に当時の孫家正・文化部長は、中国の世界文化遺産事業には確かに「申請の重視、管理の軽視、開発の重視、保護の軽視」という傾向が存在しており、確かにある種の「建設による破壊」と過度の開発が存在していると率直に語った。その上で「一部の地方は申請に成功すると大規模土木工事に熱中し、開発に大いに気勢をあげ、逆に遺産の保護に急務な管理や企画、保護、修理、展示ないしは安全のための作業には少しも関心を払わず、軽視すらしている」と指摘。

こうした声は決して過激ではない。以前、景勝地が申請後に観光開発のために保護が不適切になったケースが確かにあった。「世界自然遺産」という金文字の看板を掲げる湖南省張家界は「行過ぎた開発」で遺産委員会から「イエローカード」の警告を突きつけられた。武陵源の自然の姿を取り戻すため、地元政府は景勝地内にある34万平方メートル近くの建築物をすべて撤去しなければならず、その費用は数億元と、当時すでに得ていた経済利益の数倍に達した。

申請成功は、多くの地方について言えば、まさに「醜いアヒルがハクチョウに変身した」ことを表しており、景勝地の知名度と景観の次元を高められるだけでなく、より重要なのは、即時に自身の“価格”を百倍にすることもできことだが、各方面が利益に駆られれば、自然・文化遺産の保護を申請する真の意義を保証するのは恐らく難しくなるだろう。

中国文物来学会の名誉会長・謝辰生氏は先ごろの投稿文で、次のように強調している。「登録申請の成功は始まりに過ぎない。文化遺産保護の道のりはやはり非常に長い。文化遺産は民族の歴史と文化の重要な媒体である。それを保護するのはまさに、われわれのルーツと魂を守るためである。文化遺産の保護に当たっては、重要なのはこのような遺産に対する正しい考えを持つことだ。こうしてこそ、われわれは家に戻る道をよりスムーズに見いだすことができる」

「 北京週報日本語版」2010年8月19日

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