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評論  
「ポスト日米同盟時代」の中日関係展望

このほど終わった東アジアサミットの席上で、温家宝総理は、「開放、寛容、順を追って一歩一歩進めるという原則に従い、共通認識を高め、協力を深め、東アジア共同体の長期的目標に向けて絶えず邁進していかなければならない」と指摘した。いわゆる「東アジア」は、地理的に見て、狭義と広義の二つがある。狭義の東アジアは中国、朝鮮半島、日本列島などを指す。広義の東アジアは上記地域のほかにマレー諸島諸国などの東南アジア諸国と地域を指し、時には東北アジアの一角に位置する一部のロシア領土も含む。歴史的に見れば、東アジアは華夏文明の中心地帯及びその影響が波及した周辺地帯を指す。華夏文明体系は2000年余りの間、東アジア地域の国際関係の枠組みの方向性を定めた。現実から見て、「東アジア」は同地域内の各国が平等な意識、共通の政治と経済の安全な利益、共通の伝統的歴史文化に対する認知を基礎に形成された地域的政治概念、文化概念及び地理的概念を指す。政治の相互信頼、経済の相互補完、文化認知は、東アジア共同体に不可欠の基礎と前提となっている。

 先ずは、地政学的な基礎である。「遠い親戚より近くの他人」ということわざがあるように、戦略的互恵は東アジア諸国の必然的な選択である。国際情勢の発展には東アジア諸国が絶えず政治、軍事と安全分野における協力を強化し、当該地域の利益と発展目標の実現を保障する必要がある。次に、経済協力の基礎である。東アジア諸国は経済発展において補完性を持っている。世界金融危機に対応し、グローバル化によるリスクを乗り越えるため、東アジア共同体の構築は地域における各国の共通認識となっている。第3に、伝統文化の基礎である。東アジア文明圏には自らの独特な思想やモラル意識があり、このような同様あるいは大差がない伝統文化をきずなに形成された関係を断ち切るのはなかなか難しい。これは東アジア共同体構築の思想文化の基礎である。儒家文化は集団主義、社会の理性を提唱し、社会全体の利益を強調しており、このようなユニバーサルな特色を持つ価値観は人類の平和と発展にこれから貢献していく、あるいは現在貢献しつつある。価値観は文化の核心問題であり、東アジア地域の価値観の主要な特徴は家庭、社会、人倫を重んじることだ。「人間本位」のモラル傾向 、「集団価値」に対する認知、「和合精神」精神の提唱はその具体的な表現である。

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