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- 楊維清さんにスイカを食べさせる6歳の息子の楊秉恩くん。山間部の学校の状況はあまりよくないため、楊維清夫婦は息子を房山区の市街にある親族の家に預けざるをえない。毎週金曜日の午後、授業が終わり、生徒を送った後、楊維清さんと妻の姜紅英さんは一緒に長距離バスに乗って、三時間近くかけて市街の家に帰り、息子と一緒に一家団欒(だんらん)を楽しむ。
- 毎週末、楊維清さんの一番好きなことは息子の楊秉恩くんに物語を聞かせることである。息子の話になると、楊維清さんの言葉や表情に息子にすまないという気持ちがあふれる。楊さんによると、父親になった後、やっと父親として子供にしてあげるべきことの意味が分かるようになったが、自分の父性愛を生徒たちに注いでしまっているため、息子の面倒をあまり見てやれない、という。
- 楊維清さんのクラスの生徒は学校の周囲30キロ範囲の山間部から通ってきており、平日は学校に泊まり、週末に家に帰る。歩いて家に帰る生徒の安全のために、楊維清さんは生徒たちと手をつないでうねうねと延びる山道を歩き、途中まで送っていく。
- 山間部にある小学校の一般教師として、楊維清さんの月給は多くないが、お金を工面してよく貧しい家庭の生徒に衣服や学習用品を買ったりする。
- 仕事の余暇を利用して生徒に対して個別指導を行う楊維清さん。
- 授業では、楊維清さんは啓発型の授業を通じて生徒たちの勉強への興味を育成することを重視している。質問するたびに、生徒たちはみんな積極的に手を挙げて発言する。
- 一緒に昼ごはんを食べる楊維清さんと生徒たち。
- 休憩時間、運動場で一緒に縄跳びする楊維清さんと生徒たち。
- 霞雲嶺中心小学校の近くには小さな山がある。天気がよい日には、楊維清さんは生徒たちをつれて一緒に山頂に登り、野外授業を行い、生徒たちに自分で石に触らせながら、地質学の知識を説明する。
- 放課後、運動場で一緒にゲームする楊維清さんと生徒たち。
- 国語の授業
- 深夜、真っ暗な教室棟には1つだけ教室の電気がまだついている。教案を熟知し、さらに良い状態を保つために、楊維清さんはいつもがらんとしている教室で授業の準備をしたり、リハーサルをしてみたりする。そんなとき、同じ小学校で働く妻の姜紅英さんがただ1人の聴衆である。
- 毎日夜10時、楊維清さんはいつも生徒寮の見回りに行き、生徒たちの日常生活を気にかけている。宿題を添削するときにはもう深夜になっている。
- 房山区霞雲嶺中心小学校は山に囲まれ、校門から出るとすぐ山道が見える。楊維清さんはよく生徒をつれて山道で授業をする。