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中国科学院青蔵高原研究所の長期にわたるリモートセンシングと地上観測によると、過去約30年間で青蔵高原(チベット高原)と隣接地域の氷河面積は5万3000平方キロから4万5000平方キロになり、15%縮小した。中国には氷河が4万6000カ所以上もあり、主に青蔵高原に分布している。 一部の研究者は、「青蔵高原にある大部分の氷河と永久凍結層はそう遠くないうちに消えることになる。そうなればアジア各地の淡水供給に影響をもたらす」と予測している。「世界の屋根」である青蔵高原は長江、黄河、瀾滄江、ヤルツァンポ江など多くの河川の源流地として、アジアの20億近い人々に淡水を供給している。気候変動の影響で、この地域の氷河は急速に融解しており、永久凍結層も融解しつつある。草原の面積は減り、砂漠化面積が増え、同地域の降水異常により、いくつかの大河の水位が下がっている。 昨年11月に発表された最新の「西蔵高原環境変化科学評価」レポートによると、西蔵高原の環境変化で際立っている特徴は温暖化と湿潤化である。過去50年において、西蔵高原の気温は10年ごとに平均0.32℃上昇し、上昇幅は世界の同期平均上昇幅の2倍になる。気候の温暖化に伴い、水循環が活発になり、氷河全体が後退している。しかし西蔵高原の生態系は全体的によくなっており、生態環境がよく保護されている。 |
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