２０１１年、当時３２歳だった崔建為さんは「崔漸為」と名を改め、ジェラート店起業の道を歩み始めた。

崔さんとジェラートの出会いは２００７年、イタリアでのことだ。崔さんは現地でジェラート職人のアンジェロ・ピエール・ベルジェザンブラーノ氏と知り合い、ジェラート作りの技術と経験を学んだ。そしてジェラートがたまらなく好きになった。  

北京で開いた最初のジェラート・フルーツジュース店「鮮果会」に続いて、２０１５年に新たなジェラートブランド「野人牧坊」を設立した崔さんは、北京以外にも太原、天津などで店をオープンさせている。創業から今まで、崔さんはずっと自分の理念を貫き通し、自身が最も好きな食べ物を作ることで自分の夢を形にしている。