9月6日、国家体育場「鳥の巣」で行われた北京パラリンピックの開会式
2008年北京パラリンピックの開会式が6日夜、中国国家体育場「鳥の巣」で行われた。一部の海外メディアは開会式を生中継し、「北京パラリンピックの開会式は北京オリンピックと同じようにすばらしく、身体に障害をもつパフォーマーたちの熱演が世界を感動させた」と称賛した。
アメリカのAP通信は「北京パラリンピックは世界中の障害者選手たちに北京オリンピックと同じような舞台を提供した。選手入場の前には、多彩な服を纏ったボランティアやパフォーマーたちが熱演を披露した。中国の指導者や外国の政府要人が開会式に臨み、観衆もパフォーマーと選手たちに歓呼の声を送ったり、手の中の旗を振ったりした」と報道。
フランス・テレビ1は夜間ニュースで「中国は改めて世界に盛大で華やかな開会式を捧げた。身体に障害をもつパフォーマーたちの熱演が世界を感動させた。開会式は中国が世界に捧げた『最も素敵なプレゼントだ』」と伝えた。
フランスのAFP通信は「北京パラリンピックの開会式は桃源境のように美しく、時には幻想的雰囲気に溢れ、時には人を泣かせるほど感動的なものだった。選手が入場した時、観衆は開催国の選手だけでなく、アメリカ、ロシア、イラクなど各国の選手に歓呼の声と拍手を送った」と称賛し、「開催国が北京パラリンピックの開会式をすばらしく、感動的で、忘れがたいものにしたいなら、この目標はすでに実現した」と指摘した。
ブラジルの通信社、テレビ局、ウェブサイトは、「北京パラリンピックの開会式は感動的な雰囲気に溢れたものだった。観衆で埋め尽くされた『鳥の巣』で、中国は改めて世界にユニークな開会式を見せた。障害者選手とパフォーマーたちは観衆を魅了した」と報道。
エジプトテレビ局はナイルニュースで「北京パラリンピックはパラリンピックの歴史で最も大きなスポーツの祭典となるものだ。147カ国・地域から選手約4000人が20競技で熱戦を繰り広げる」と伝えた。
ナイルスポーツチャンネルは、「北京パラリンピックの見事さは北京オリンピックに劣るところがなかった。強い意志を持てば、夢が叶うということを人々に伝えた」と評価した。
キューバのプレンサ・ラティーナ通信は、「北京は再度スポーツ祭典の開催国となった。今日から、世界各地から障害者選手数千人がこのパラリンピック史上最大のスポーツの祭典を楽しむことになる」と報道。
シンガポールの「ストレーツ・タイムズ」紙は「史上最大規模のパラリンピックが昨夜北京で幕を開けた。その見事さは北京五輪の開幕式に劣るところがなく、より多様な形式で人々の心を打った。北京五輪の開幕式が幻想的なパフォーマンスで観衆を魅了したとすれば、パラリンピックの開会式は身体に障害を持つ選手とパフォーマーたち自身の輝きによって観衆を感動させた」と報道。
パラリンピックの聖火点火式について、「ストレーツ・タイムズ」紙は「パラリンピック陸上走り高跳び金メダリストで左脚のない侯斌さんは車椅子に乗ってロープを両手で手繰り、聖火台に向かって攀じ登った。悪戦苦闘の末、聖火台の下にたどり着き、聖火台に点火した。観衆はこのパフォーマンスを見て感動して涙を流した」と報道。
マレーシアの「星州日報」紙は「北京五輪に続き、北京パラリンピックの素晴らしい開会式は再び人々を感動させた。北京パラリンピックの開会式を見に来た人々は北京オリンピックの開会式を見に来た人々と同様に感動していた」と報道した。
「北京週報日本語版」2008年9月9日
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