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IPC会長、熱心に中国語学習 開幕式のお楽しみ | |
国際パラリンピック委員会(IPC)のフィリップ・クレーブン会長は今年58歳になるが、いつまでも若い心を持ち続けている。車椅子で万里の長城に登り、故宮を見学し、中国語も勉強しているという。「ニーハオ、謝謝(シェシェ)、歓迎(ホワンイン)、不用謝(プヨンシェ:どういたしまして)」などといった簡単な用語はすでにマスターしている。だがクレーブン会長は2日午後、中国メディアの取材に対し、「パラリンピック開幕式の挨拶で使うには、これらの単語だけじゃ足りない」と不満そうに話す。この日、北京パラリンピックの開幕まで、あと4日と迫っていた。「中国新聞社」が伝えた。
パラリンピック開幕式のために中国語を学んでいるフィリップ・クレーブン会長は、開幕式に関連する詳細事項を公開したがらない。「開幕式は観客が目を見張るものを用意している。乞うご期待だ」と自信たっぷりだ。
フィリップ・クレーブン会長は30年前、車椅子バスケットボール選手の一人として、毎日3、4時間の練習をこなしてきた。国際パラリンピック委員会の会長となった今でもなんでも自分で行おうとする。今回も、車椅子を自分でこいで会見ホールに入り、自力でソファに座り替え、取材を受けた。フィリップ・クレーブン会長は、他人の手を煩わすのを嫌がる人物なのだ。
そんなフィリップ・クレーブン会長は数日前、万里の長城に赴き、自分で車椅子をこぎながら上まで登ったという。また故宮も見物し、バリアフリーの設備の具合を自ら体験した。
「素晴らしい、品質も非常にいい」というのがバリアフリー設備に対する感想だ。「このようなバリアフリー設備があれば、万里の長城、故宮、競技会場は、まさに全ての人が利用できるだろう」とも述べている。
「北京パラリンピックはオリンピックと同じくスポーツの世界大会であり、情熱にあふれた盛典だ。パラリンピックにおいても熱戦が繰り広げられ、選手の素晴らしいプレー、多くのメダルを見ることができるはずだ」と話す。
パラリンピックは時として、オリンピックよりも秀でていることがある。その一例として、五輪ではマラソン金メダリストの成績は2時間6分32秒だが、パラリンピックのおける車椅子マラソンの金メダリストの成績は、それより30分近くも早い1時間30分前後だ。
取材が終わりに近づいたころ、フィリップ・クレーブン会長は、「この数日、北京の天気は素晴らしい。まさに、パラリンピック日和だ!」と、一言付け加えた。
北京環保局によると、北京市は今年1月~8月における晴天日数は179日で、前年同期よりも18日多くなっている。年間目標日数(晴天日)に、あと77日間と近づいている。(編集WM)
「人民網日本語版」 2008年09月03日
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