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深圳で起業した香港青年 「グレーターベイエリアは香港青年の夢が叶う場所」
  ·   2022-06-28  ·  ソース:人民中国
タグ: 深圳;香港;社会
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今年37歳の陳昇さんは、広東省深圳市に位置する前海深圳・香港現代サービス業協力区(以下、前海協力区)で起業した第一陣の香港出身の青年の一人だ。

2012年、生まれも育ちも香港の陳さんは、現地で友人と人材コンサルティング会社を立ち上げた。そうして、仕事で香港地区と大陸部を行き来するようになり、深圳は最もよく滞在する都市となった。

ちょうどその年、習近平総書記は前海協力区を視察し、香港でも広く注目を集めた。「『前海』は一時期、同僚同士の議論でよく耳にする言葉となり、私の中にもそこで起業する考えが芽生えました」と陳さんは当時を振り返る。

2014年の秋、陳さんは起業のために深圳へ行った。当時、深圳で起業する香港の青年はまだ多くなかったが、陳さんは大陸部で急速に発展を遂げたインターネット産業を目にしていたことから、「インターネット+人材サービス」の分野でチャンスを探したいと考えた。

2015年、青年の起業にサービスを提供するインキュベーション施設である前海深圳・香港青年ドリームワークスがオープンした。陳さんのチームは第一陣のスタートアップチームで、オフィスの家賃が免除された。彼が立ち上げた前海学学科技有限公司は海外のサプライチェーンの管理とマッチングサービスを手掛け、創業1年足らずで5000万元の融資を受け、3年後にはインキュベーションに成功した。

 2017年、前海深圳・香港青年ドリームワークスで仕事をする陳昇さん(新華社)

前海に来たばかりの頃の風景を、陳さんはまだ覚えている。周りは工事現場ばかりで、道は2本しかなく、交通が不便だった。

そんな前海は今、高層ビルが立ち並ぶ非常に栄えたエリアになった。「ここの風景は年々大きく変わっています」と陳さんは感慨深く語る。

データによると、前海協力区の経済規模はすでに1000億元を超え、さらに伸びつつある。また、同地で登録された香港企業は計1万1000社を超え、645件に及ぶ制度面での革新的成果が上げられた。

陳さんのように前海で創業の夢を実現した起業家はほかにも大勢いる。今年2月までに、前海深圳・香港青年ドリームワークスは計545の起業チームをインキュベートし、うち香港とマカオのチームが260組余りだった。起業チームのうち半分以上が融資を受け、概算によれば900件以上の特許を取得し、全体の営業収入は10億元を超えた。

陳さんは現在、自身の第二創業を始めている。今回の目標は深圳へ創業しにきた香港の青年に専門的な指導・インキュベーションサービスを提供することだ。陳さんはその会社を「港湾」と名付け、「グレーターベイエリアが香港の青年たちの『港湾』になることを願っています」と希望を語った。

深圳・香港科学技術イノベーション協力区の「UNI香港青年創業スペース」で、香港からのチームのニーズを聞く陳昇さん(中)(新華社)

現在、陳さんはすでに多数の青年創業拠点の設立に携わり、300以上の創業チームに支援を提供した。そんな彼は「深圳川沿いの羅湖・福田・前海・南山などにある香港の青年向けの創業拠点と連携することで、香港の青年のためにより多くのチャンスと選択肢を作っていきたいです」と話すように、より大きな夢を持っている。

「香港の青年も同じくグレーターベイエリアの住民であり、グレーターベイエリアは香港の青年にとって夢が叶う場所なのです」と陳さんは語った。

人民中国インターネット版 2022年6月28日

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