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水害対策と災害救助の重要な力である中国人民の子弟兵
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本誌記者・金知暁 · 2020-07-31 · ソース:北京週報 |
タグ: 中国人民解放軍;災害救助;社会 | 印刷 |
1998年の夏、長江、嫩江、松花江の全流域で非常に大規模な洪水が発生し、江西省、湖南省、湖北省、黒竜江省などの地域は深刻な水害に見舞われた。人民の子弟兵と称えられる中国人民解放軍と武装警察部隊は全力を尽くして、水害対策と災害救助に取り組んだ。当時まだ小学校にも入っていなかった筆者は解放軍が何をする人たちなのかもよくわかっていなかったが、兵士たちが洪水の中で肩を並べて自分たちの体で壁を作るシーンは、深く記憶に刻まれた。
1998年、荊江堤防で水に浸かりながら応急修理を行う中国人民解放軍済南軍区某部隊の兵士たち(写真=新華社提供)
22年後の現在、新型コロナウイルスによる肺炎への対策が続く中、中国は広範囲にわたって断続的な豪雨に見舞われ、再び洪水が発生した。しかし、当時と比べて、中国の水害防止工事とダムや堤防などによらない非インフラ型の対策が一体となったシステムは、より整っている。とりわけ長江流域では、洪水のモニタリング・予報と、水利部など各部門が連動した洪水対策が行われており、そのカバー面積、精度、効率は大幅に上がっている。しかし、ソフト面での水害対策が進んでいるとはいえ、今もなお被災地の第一線で災害救助に当たるのは解放軍であり、武装警官たちだ。連日報道される兵士たちの姿を見ていると、筆者が幼い頃に抱いていた彼らに対する印象が思い出され、感動を禁じ得なかった。
7月13日、江西省九江市彭澤県芙蓉墩鎮でダムの水漏れに対処する陸軍第71集団軍某旅団の兵士たち(写真=新華社提供)
ここ連日、数万人の解放軍と武装警官たちは水害の被災地に駆け付け、土嚢や岩を運んで堤防の復旧作業を行ったり、被災者を安全な場所へと移したりしており、時間との勝負である洪水対策で力を尽くしている。
江西省九江市永修県にて、洪水対策の第一線で奮闘する陸軍第73集団軍某旅団の付海洪副班長。1998年の洪水発生時、彼はまだ母親のお腹の中にいた。解放軍に救われた彼も今ではその一員となった。(写真=新華社提供)
さらに感動的なことに、1998年の洪水発生時に重要な貢献をしたことから「水害対策・災害救助英雄営」に選ばれた部隊の兵士や、自発的に集まった退役軍人、過去の洪水で解放軍に救ってもらった90後(1990年から1999年生まれ)、00後(2000年から2009年生まれ)の若い兵士たちも今回の災害救助に参加した。
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