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中国で「雪にメッセージ代筆」の注文殺到 雪が降らない南方の人々から人気
  ·   2019-11-22  ·  ソース:人民網
タグ: 「代行経済」;消費;社会
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真っ白な雪の上に、恋人や親友にメッセージを書くというのは、中国の北方に住む人にとっては、子供の頃からしている至って普通のこと。しかし、ECプラットフォームが発展している現在、「雪にメッセージを書く」ことがビジネスになり、話題となっている。最近、中国の東北地方で大雪が降り、「雪にメッセージを代筆」というサービスを提供しているショップに多くの注文が殺到した。北京青年報が報じた。

「雪にメッセージを代筆」に注文殺到中 

11月19日、SNSの人気検索ランキングに「雪にメッセージを代筆」が突如ランク入りした。同サービスを提供するショップによると、「南方に住む人のために、雪にメッセージを書き、料金は1文字2元(1元は約15.5円)。最終的な料金はケースバイケース」という。ネットでメッセージの内容を決め、十数分もすれば、そのメッセージを写した写真が送られて来て、取引が完了となる。

最近、中国の東北地方の広い範囲で積雪が観測された。雪が降るというのは、北方に住む人々にとってはごく普通のことであるものの、子供の頃から南方で育った人にとっては、まさに「未知の世界」。

黒竜江省哈爾浜(ハルピン)の学校に通う崔小花さん(仮名)は、フリマアプリ・閑魚で「雪にメッセージを代筆」サービスを提供しており、「以前にネットで見たことがあり、おもしろいなと思って、自分でもやってみた」と説明。「お金儲けのためではなく、面白いからやっている。3日間で、20件ぐらいの注文があった」と話した。

別のショップ店主の女性も微博(ウェイボー)で見かけたのをきっかけに、遊び心から「雪にメッセージを代筆」を始め、予想外にも数日で約40件の注文が入ったという。

愛の告白メッセージは1回5.2元 

実際には「雪にメッセージを代筆」というのは数年前からあった。しかし、数年たってもその人気はまったく衰えを見せない。初めのころは面積を単位に料金が計算されるものが多かったものの、今は一文字当たりで計算されるようになっている。それでも、注文1件当たりの料金は合計数元にしかならない。

崔さんによると、ショップには1文字2元と出しているものの、実際にはケースバイケース。「ほとんどが恋人へのメッセージや告白のメッセージ。告白の場合は、1回につき5.2元」と、「愛している」を意味する「520」の数字を料金に使ったり、「『雪にメッセージを代筆』というサービスをしている人はとても多いので、自分でデザインしたハートや花などを用意して、メッセージに加えたり、メッセージの周りを飾ったりしている。そうすることで、『競争力』を向上させている」とその工夫を紹介。

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