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2018年に中国で開かれたマラソン大会は1日平均4.3大会 マラソンが大ブーム
  ·   2019-03-28  ·  ソース:人民網
タグ: マラソン;健康;社会
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開催される大会が増えると、ランナーも増え、その質も向上が見られた。2018年の北京でのマラソン大会を例にすると、応募者数が初めて11万人の大台を突破し、定員3万人の大会に11万1793人が応募して、倍率が最も高い大会となった。

またマラソンブームにより、広告やウェア、ウェアラブルデバイス、不動産、金融、医療など関連市場も拡大の一途をたどり、マラソン産業チェーン全体を成長させている。

廈門(アモイ)を例にすると、2018年、「廈門国際マラソン」を開始したことによる直接的な経済効果は1億1600千万元で、経済効果は1億7500万元、総合経済効果は2億9100万元に至った。大会開催当日の観戦者数は2万人を超え、大会に参加した外国人ランナーと廈門以外から来たランナーは、宿泊や飲食などの分野に2700万元の收入をもたらした。

急速な発展の陰で課題も山積み 

マラソン大会の開催のハードルは低いように見えるかもしれないが、実際には開催都市の交通機関の運行、医療・救急、市民の寛容度などが試される機会となる。実際には、各地のマラソン大会は、それら分野のウィークポイントをさらけ出す結果にもなっており、特に、医療関係者の不足やマラソン関連の医療訓練プログラムの不足が露呈するケースが多い。

また、マラソンに参加する人は増加の一途をたどっているものの、マラソン大会の主催者がその収支バランスを取るのは難しく、黒字となっている大会はさらに少ない。

その他、各方面が利益を得るため、中国では積極的にマラソン大会が開催されるようになっている一方で、ドーピングや替え玉、近道などの不正行為も続出しているほか、トップ争いをしていた中国人女性ランナーに、観戦者が中国国旗を無理やり手渡すという迷惑行為が生じるなど、ルールを守るという意識に欠けたランナーや主催者がマラソンというスポーツやその文化に泥を塗るような行為も見られる。

中国陸上協会「2018中国マラソン年度主報告」は、マラソンの発展を強調すると同時に、直面している問題や課題にも目を向けている。同協会は今年、大会管理、風紀、国際イベント、運営会社管理、倶楽部管理など6種類の管理文書をまとめるほか、マラソン大会運営ガイド、大会参加ガイドなどを発表する計画だ。同業界では、マラソン大会開催が規範化され、健全に発展することを望む声が高まっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年3月28日

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