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誤った歴史観に抗議殺到!中国侮辱した日本のライトノベルが出荷停止に
  ·   2018-06-11
タグ: 小説;漫画;社会
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南京大虐殺の描写が問題視されカットされた漫画も

今回の騒動に関して、ある匿名の日本人は取材に対して、「日中民間交流を一番良い形で促進するはずのアニメなのに、このようなことが起きて本当に残念」と述べた。昨年も日本のアニメ界で中国を侮辱する問題が起きた。日本のアニメ監督・山本寛氏が、ブログに日本は戦争中に侵略地において、、「インフラを整備し、現地人に教育を施し、識字率を上げてしまった!現地の方を豊かにしてしまったのだ!」と、中国を侵略した戦争を美化するような書き込みをした。その書き込みが原因で、中国でイベントに参加する予定だった山本氏は、出席資格が取り消され、中国への入国も禁止された。しかしこれに対して、山本氏は反省するどころか、その騒動で「僕にとっては『勲章』がひとつできました」と書き込んだ。

実際には、近代の戦争をテーマにした日本のアニメはそれほど多くなく、戦争をテーマにしていたとしても、遠い海外や古代、フィクションの未来という設定がほとんどだ。また、近代の戦争をテーマにしたアニメは、大きな議論を巻き起こすことが多い。例えば、スタジオジプリが制作した「火垂るの墓」は、戦争反対を訴える作品であるものの、「侵略者を被害者に美化している」と批判を受けたことがある。

世界の様々な国の歴史、人種、民族などを人型に模したキャラクター達が織り成す国擬人化歴史コメディ漫画「ヘタリア」も、第二次世界大戦の枢軸国を美化しているとして批判された。また、物語の中で、香港地区や台湾地区が「国」として登場するなど、作者が無知であったり、政治的立場があるとして、中国人の感情を逆なでする作品もある。その一方、漫画「国が燃える」は、旧日本軍が第二次世界大戦中に起こした南京大虐殺に関する描写が日本政府に問題視され、1938年以降の内容をカットする形でストーリーが展開することになったほか、、国民的漫画の「ドラえもん」の「ぞうとおじさん」の話の中で、「戦争なら大丈夫、もうすぐ終わるから。日本が負けるの!」というセリフがあり、日本の右翼の攻撃の的となった。

声優降板の背後に軽視できない中国市場?

今回、声優4人が相次いで降板を発表したことについて、一部の日本のネットユーザーは、「正しい歴史観を持っている」と称賛している。また、声優のファンたちも「賢明なご判断」、「これからも応援しています」と、コメントを寄せている。その一方で、今回の降板は、「中国市場を軽視することができないからだ」との見方を示す人もいる。日本の声優の報酬は、役者やアイドルほど多くなく、あるベテラン声優は過去に、アニメ1話(30分)の報酬は1万5000円と明らかにしたこともあり、普通の会社員より収入が少ないことさえある。中国で今、アニメなどのサブカルチャーが成長しているのを背景に、日本の声優の活動範囲はすでに日本に限られることはなくなっており、中国での活動のほうが活発な声優さえいる。近年、中国が製作に参加した多くのアニメ、携帯ゲームには、中国語版と日本語版があり、中国の人気オンラインゲーム「陰陽師」に関しては、全て日本語の音声が採用され、日本の人気声優数十人が起用された。多くの日本の声優は海外でもファンミーティングを行うようになっており、中でも中国が重要な開催地の一つとなっている。そして、中国で開催されるアニメ展覧会にも日本の有名な声優数人がゲストとして招かれることが多い。(編集KN)

「人民網日本語版」2018年6月11日

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