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中国鉄道の春節帰省ラッシュは4つの新時代に
  ·   2018-02-09  ·  ソース:北京週報
タグ: 鉄道;春節;社会
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(4)公益化――鈍行列車が貧困エリア農民の移動を支える 

高速鉄道と比べると条件は劣っているが、鈍行列車は貧困地区や革命老区(革命時に拠点となった地域)、少数民族地区、辺境地区の人々が移動する際の第一の選択になっている。発展が不均衡で不十分であるという中国の現状を前にして、中国鉄道は高速鉄道の発展を大いに推進すると同時に、こうした地域の人々のために公益性を重視した鈍行列車を残して、人々の生活の最低ラインを守っている。 

1月、雲南省楚雄イ族自治州金沙江河谷の羊旧村は今年もトマトの収穫期を迎えた。羊臼河駅の楊学佳駅長は次のように話す。「この時期は毎日羊旧村の村民がトマトを担いで駅にやって来て、6162次列車に乗り、40キロ以上離れた『中国促成栽培野菜の里』元謀県に売りに行く。村民が全ての貨物を列車に積み込めるよう、本来2分間の停車時間を30分に延ばさなければならないこともよくある」。楊駅長は、「野菜こそがこの列車のメイン『乗客』。一番多い時は一日十数トンになる」と笑う。 

わずか7両編成の6162次列車は毎日早朝に昆明を出て攀枝花に向かう。途中停車する20の駅の多くは雲南のイ族居住区にあり、全区間の運賃は39.5元、1駅区間の最低運賃はわずか4元だ。 

6162次のような貧困層扶助に主眼を置いた列車は、全国で現在81列車運行されており、毎年延べ3000万人余りが利用する。春節帰省ラッシュ期間中、一部の列車は貧困地区のためにあらかじめ切符を留保しておき、こうした地区の人々の移動を保証している。

「北京週報日本語版」2018年2月9日

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