ちまきは中国の端午の節句（旧暦5月5日）には欠かせない食べ物だ。端午の節句を目前に控え、湖北省恩施トゥチャ族ミャオ族自治州宣恩県板場村の農民たちは、トゥチャ族の伝統的な「臘肉（中華風ベーコン）ちまき」を作っていた。 

「臘肉ちまき」はトゥチャ族独特の味わいに溢れた一品。動物の角のような形をし、コクがあり香り高い。湖北省西部の山間地帯では、端午の節句に男性がちまきを持って好きな女性の家を訪れ、一緒に過ごす風習がある。そのためトゥチャ族の特製ちまきは、彼らの愛が詰まった一品ともいえるのだ。 新華社発（写真は宋文が撮影） 

ちまきに使用する、つやつやとした笹の葉