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300年の伝統守るアラブ末裔のお香職人
  ·   2017-03-31
タグ: 香職人;伝統;社会
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蒲良宮さん(63歳)は福建省泉州市永春県の国家級無形文化遺産である「永春制香(お香製造技術)」の伝承人だ。一般に「永春篾香」や「永春香」と呼ばれる永春のお香は漢方薬にも用いられる数百種類の原料を使用し、香料の粉をかける、お香の束をすり合わせるように手で回すといった十数の工程を有する伝統的製法で熟練者の手によって作られる。蒲さんも蒲家「永春香」の伝承人として、ずっと古典的製法でお香を作ることにこだわってきた。 

宋から元代にかけ海上貿易が発展すると現福建省の泉州は東洋随一の港となり、アラブの末裔である蒲家は「海のシルクロード」を経由して香料を持ち込み、泉州に移り住んで香料販売などの商いを行った。明末清初になると今度は永春県達埔鎮漢口村へ移住し達埔鎮の豊富な竹や香料などの資源を利用して「永春香」の製造販売を始め、蒲さんでもう10代目になる。このような経緯で生み出された「永春香」は、「海のシルクロード」の舶来品ともいえるだろう。 

「永春香」の始まりから約300年、永春県達埔鎮でお香製造技術は根付き大きな発展を遂げている。現在、県内には300近くのお香製造会社が存在し、お香職人は3万人を超え、販売商品は300種類を下らない。また「永春篾香」は国家地理標識保護産品(地域に長年培われた特別の生産方法や気候・風土・土壌などの生産地の特性により 、高い品質と評価を獲得するに至った産品)にも指定されている。 

300年の伝統を守る蒲さんは「一帯一路」(「シルクロード経済ベルト」と「21世紀海のシルクロード」)について次のように語った。「『一帯一路』は代々伝わるお香産業にとって絶好の機会。このまたとない機会を絶対に活かし、お香文化と商品を世界中に届けたい。」 (写真は全て新華社の魏培全記者が撮影) 

材料の選別を行う蒲さん 

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