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世界一の医療環境を誇る日本 高効率の診察や薬剤師の行き届いた指導
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· 2016-10-21 |
タグ: WHO;日本の病院;社会 | 印刷 |
効率のよい診察
診察の效率を保つため、医師は通常、看護師3-5人の助けを得る。患者が来ると、看護師が医師の指示に従って、採血を行ったり、血圧を測ったり、問診をしたり、身体検査をしたりする。また、大抵、診察室の隣で各種検査を受けることができるため、受診時間の短縮にもつながっている。検査の結果が出ると、看護師はそれを医師に見せると同時に、所見を伝え、患者の病状について意見を交換する。その後、医師が患者に病状を伝え、処方箋を出す。その後、看護師は処方箋を見せて、患者に薬の服用の仕方などを詳しく伝える。このようにすることで、患者は15-20分で受診を終え、薬をもらって帰途に就くことができる。中国のように、患者が検査結果を自分で持って、医師のもとに戻って来て、他の患者の受診を妨げるような状況は見られないのだ。
病院と薬局が別々 必要な分だけ処方
欧米諸国と同じく、日本の病院には通常、薬局がない。薬局があるのは、200人以上の患者を収容できる総合病院ぐらいだ。その理由は、日本では薬品は全て政府が統一して管理しているからで、どこの薬局で買っても、同じ薬ならほぼ同じ値段だ。
患者が医師が出した処方箋を持って薬局に来ると、薬剤師が医師の指示に基づいて、必要な分だけ薬を準備してくれる。例えば、一箱30個入っている薬であっても、医師が20個と指示していれば、薬剤師は20個だけ取り出し、服用方法が書かれた袋に入れて渡してくれる。また、薬のお金を払った後、薬剤師が別室で、服薬指導をしっかりと行ってくれる。
このような整った医療条件があるため、日本人の生活の質は非常に高く、世界一の長寿国となっている。2015年のWHOの「世界保健統計」によると、14年の日本人の平均寿命は女性86.83歳、男性80.50歳で、ともに過去最高を更新した。日本は20年連続で世界一の長寿国の地位を維持している。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年10月20日
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