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中国、64.3%「周囲に一人暮らしの『空の巣青年』がたくさんいる」
  ·   2016-09-08  ·  ソース:
タグ: 若者;一人暮らし;社会
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中国では現在、両親や家族、親戚から離れ、借家で一人暮らしをする若者が「空の巣青年」と呼ばれ、社会で話題となっている。彼らの多くは、一人で故郷を離れて、別の地域で働き、家族や友人ともあまり連絡を取らず、孤軍奮闘している。しかし、「空の巣青年」は、多くの人が人生の中で通る道で、それを悲劇のように大げさに扱う必要はないとの声もある。中国青年報が報じた。

中国青年報社社会調査センターがこのほど、問巻網を通して、2000人を対象に実施した調査では、回答者の64.3%が自分の周囲には「空の巣青年」が「多い」と答え、「非常に多い」、「わりと多い」の割合がそれぞれ14.5%と49.8%だった。一方、7.9%が「少ない」、26.7%が「普通」と答えた。

「空の巣青年」はどのような問題に直面しているのだろう?調査によると、最大の問題は、「心の拠り所に欠ける」(57.9%)、「居住条件が悪い」(57.8%)だった。その他、「生活が苦しい」(49.5%)、「交友関係がせまい」(48.1%)、「受けられる世話や関心が少ない」(41.9%)、「仕事と休息のバランスが悪い」(39.6%)、「娯楽が少ない」(33.2%)、「出世の道が阻まれる」(12.9%)などの問題にも直面していた。

深センで働いている■志彬(■は刑のへんにおおざと)さんは取材に対して、「大都市で働く若者は大変ということは誰でも知っているが、生活のさまざまなシーンで孤独で傷つけられる感覚は、実際にそこに身を置いている人にしか分からない」と話した。

ほとんどの人は、「空の巣青年」の生活にマイナスのイメージを抱いており、若者が問題に直面したりネガティブな気持ちになったりするのも、そのような生活の状態と密接な関係がある。

しかし、中南大学社会学学部の董海軍・教授は、「大学を卒業してまだ結婚していない若者が、一人暮らしをするというのはいたって普通のこと。『空の巣青年』というレッテルを貼る必要はない」と指摘。さらに、「若者は自分の交友関係を作ればいい。両親と一緒に住んでいる若者でも、両親の制限を受けて交友関係がせまいということもある」との見方を示した。

そして、「社会や会社、家族、友人が『空の巣青年』にたくさん関心を示さなければならない。孤独や苦悶を感じている一人暮らしの若者も、ネガティブな感情を解消するための適切な方法を探さなければならない。例えば、友達に思いをぶつけたり、カウンセリングを受けたり、社会活動に参加したりなど」とアドバイスしている。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年9月8日

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