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リオ五輪体操男子団体で中国が金メダル逃す 世界体操の新時代到来?
  ·   2016-08-11  ·  ソース:
タグ: 五輪;リオ;社会
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リオ五輪の体操は大会3日目の北京時間9日早朝、男子団体総合決勝が行われ、張成龍、林超攀、■書弟(■は登におおざと)、尤浩、劉洋というメンバーの中国チームは、床運動、あん馬などの種目がいずれも不調で結局トータル271.122点で銅メダルに終わり、五輪3連覇を逃した。一方、日本は、ほとんどの種目で高得点をたたき出し、04年のアテネ五輪以来12年ぶりの金メダルを獲得した。試合終了後、「体操男子団体において、中国の時代は終わった」との声も上がっている。では、中国の体操男子団体は今、どのような課題に直面しているのだろう?国際在線が報じた。

体操男子団体の決勝は、中国と日本の一騎打ちになると予想されていたものの、蓋を開けてみると、中国は床運動やあん馬などでミスを連発し、3連覇どころか、表彰台に上がることすら危うい状況に立たされた。一方、日本とロシアは、完成度の高い安定したパフォーマンスを見せた。ロンドン五輪終了後の4年間、主力選手の多くが引退するなど、中国の体操チームには大きな変化があり、各大会でも、成績は次第に下がってきている。今回の試合後、国民やメディアからは、「中国は体操において、既に世界一ではなくなった」との声が上がっている。

08年の北京五輪で団体総合と床運動、鉄棒の3種目で金メダルを獲得し、引退した鄒凱さんは、「中国の実力自体は決して低いわけではない。ただ、ミスが多いというのが、良いパフォーマンスを見せることができない主な原因。今後しなければならないことはたくさんある。今回はミスが確かに多かった。でも、まず自分のミスが何かを整理しなければならない。そして、帰国後は選手たちと真剣に話し合い、試合のビデオを真剣に見なければならない」と、選手自身が自らの課題を見付けなければならないとの見方を示した。

北京五輪とロンドン五輪で2連覇を果たした中国男子団体の実力は本当に落ちてしまったのだろうか?中国チームには過去、09年に引退を表明した楊威のような6種目の試合に出場できる中心選手がいた。その後も、張成龍や馮喆など、メンタルが非常に強く、複数の種目で安定したパフォーマンスを見せる選手が登場し、体操男子団体において、中国は「王者」の名を得ることができていた。一方、■書弟や林超攀などの若手選手は、能力の面では、大黒柱となる実力を備えているものの、メンタル面や経験の面では、十分とはいえない。今回の試合では、張成龍率いる五輪初参加の若手選手4人のほとんどが、緊張しているのが目に見えて分かり、動きが悪く、ミスを連発してしまった。ロンドン五輪で男子体操団体総合で金メダルを獲得し、引退した陳一冰は、「若手選手が初めて五輪に参加して緊張するというのは当然。しかし、実力という点では、中国の体操チームは世界トップレベル」との見方を示す。

では、中国の体操チームは、ベテラン選手と若手選手の「世代交代」はいつ終わるのだろう?体操評論家の周超氏は、「中国の体操のレベルは現在、確かに日本に劣るため、若手選手には早く成長してほしい。しかし、東京五輪で、中国が体操男子団体において金メダルを奪取する希望は依然としてある。負けるのも普通のこと。今回の試合において、中国は日本より不安定だった。また、演技の構成やパフォーマンス、技のレベルもパーフェクトとは言えない。例えば、鉄棒の懸垂からの蹴上がり倒立やアドラー倒立などで、腕が全く伸びておらず、動きも美しくなかった。このような小さな問題が多いため、ポイントを大きく左右し、得点が上がらなかった。今回の五輪を通じて、中国の選手らが成長してくれるはずで、林超攀や■書弟のような選手は、徐々に成長するはずだ。次の東京五輪の時は、選手らが成長しており、日本を逆転できるかもしれない」との見方を示している。 (編集KN)

「人民網日本語版」2016年8月10日

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