台湾観光当局の統計によると、春節(旧正月)9日間で大陸部の観光客約4万人が台湾を訪れたほか、島内の観光客と台湾への帰省客とで観光市場と関連産業は景気に火がついた。
大陸部の観光客に楽しい旧正月を送ってもらおうと台湾の観光業界は苦心、台湾の観光当局が開いた調整会議で、前代未聞の規制措置を打ち出した。具体的には▽旧正月大晦日(2月13日)から旧正月3日目(2月16日)にかけ、大陸部の観光客のホテル予約確認リストをチェック▽大陸部団体ツアーに人気の観光地で行っている観光客数予測の範囲を拡大▽大陸部の観光客受け入れ機関に対し、交通路線や駐車場の手配、管理者や業務員、警備員の増員、観光場所や休憩所の安全強化など、事前の対応措置を検討するよう求めた。また観光バスやホテルを予約していない状況で団体ツアー受け入れを行った旅行業者を厳重に処分するとした。
台湾両岸事務当局の最新統計によると、昨年末までに台湾を訪れた大陸部の観光客数は延べ64万6783人で、台湾の観光関連産業に379億ニュー台湾ドルの外貨収益とビジネスチャンスをもたらしたとされる。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年2月20日 |