全国假日旅游部際協調会議弁公室は19日、「2010年春節大型連休第7号観光情報」を発表し、「本日は春節連休の最終日であり、観光客のUターンラッシュが見られたが、観光客の大規模な滞留現象は見られなかった。また、観光にかかわる事故も報告されていない。2010年の春節連休は順調に終了した」とした。
統計によると、今世紀初の寅年となった今年、▽国内旅行▽国外旅行▽(香港、マカオ、台湾を含む)海外観光客による中国旅行--の3大市場が一斉にブームとなった。
今年の春節期間中、各地の観光客数が前年同期に比べて増加し、観光消費も急増した。春節連休の7日間、▽北京の観光客数はのべ765万人で、前年同期比5.1%増、観光総収入は29億2千万元で同比11.8%増だった▽天津の観光客数はのべ355万9千人、観光総収入は27億2千万元で、同比13.1%増だった▽上海の観光客数はのべ260万人で同比5.2%増、観光総収入は21億8400万元で同比10.6%増だっ▽湖南省の観光客数はのべ453万9千人で、同比34.1%増、観光総収入は22億2千万元で同比32.6%増だった▽新疆ウイグル自治区の観光客数はのべ50万1千人で、同比22.3%増だった--。初歩的な統計によると、国内旅行の総消費額は同比23.1%増だった。
同弁公室の統計によると、春節期間中に人気を集めた国外旅行の目的地は依然として、東南アジア諸島、日本、韓国、オーストラリア・ニュージーランドとなった。香港、マカオ、台湾への観光客ものべ3万5千人にのぼり、前年同期比169%増だった。
また広州では、春節の国外旅行者数が同比23.19%増となったほか、北京・上海などで旅行社が打ち出した国外観光ツアーの価格は、昨年よりも平均で20%前後増加した。上海、北京から出発した米国への春節ツアーでは、一人当たりの消費が6千ドルに上ると予測されている。中国人の海外旅行における消費レベルはまた一歩上昇した。
「人民網日本語版」2010年2月20日 |