三亜錦母角
オンライン旅行会社の某国内大手がこのほど、「2010年旅行希望調査」を実施した。これによると、人々の旅行熱はかなり高まっており、調査対象者の98%が、「今年旅行に行く予定がある」と答えた。人気旅行先は、例年と変わらず「三亜」と「香港」だった。「北京晨報」が伝えた。
2010年に一番行きたい国内旅行先トップ3は、三亜(39%)、麗江(30%)、九寨溝(25%)。4位以下は順次、厦門、杭州、上海、桂林、北京、青島、新疆。海外旅行では、トップが中国香港・マカオ・台湾で、約3分の1が、「今年香港・マカオ・台湾に旅行の予定がある」と答えた。続いて人気の高い海外旅行先は順次、東南アジア、日本・韓国、欧米、オーストラリアだった。海外旅行目的地トップ3は、中国香港(49%)、中国マカオ(25%)、中国台湾および日本(ともに17%)。以下10位までは順次、バリ島、モルジブ、プーケット島、韓国、シンガポール、バンコク。
「旅行タイプ」で見ると、70%が自由旅行を希望しており、内訳は、団体自由旅行と完全な個人旅行が35%ずつ。従来からの団体旅行を選ぶ人の割合は、昨年比5ポイント減少した。
「旅に出るきっかけ」では、有給休暇を利用した旅行とピークを避けた旅行の割合がかなり高く、昨年比20%増の84%に達した。各長・短期休暇別の割合で見ると、週末(25%)、国慶節(建国記念日)連休(21%)、五一(メーデー)連休(20%)、春節連休(16%)と、昨年に比べ軒並み減少している。
「旅行の予算」については、調査対象者の59%は、今年の旅行支出を増やす予定という。具体的な1人当たり年間旅行予算額は、「1千元から5千元」が40%、「5千元から1万元」が30%、「1万元以上」が26%だった。
人々の旅行願望が今年高まっている背景には、経済成長、政策面での支援、旅行消費額の上昇など複数の要因による後押しがあると専門家は分析している。また、2010年には上海世界博覧会(万博)の開催、海南国際観光島の建設、広州アジア競技大会の開催などビッグイベントが控えており、観光客の期待は否応なく高まっている。さらに、オンライン旅行、マイカー旅行、高速鉄道旅行など最近生まれた様々な旅行タイプが、大衆化・多様化しつつある人々の旅行ニーズを満たす結果となった。
今回の調査は、2010年1月初旬より約1カ月間、3千人以上を対象として、オンラインによるアンケート方式で実施された。(編集KM)
「人民網日本語版」2010年2月11日
香港 ビクトリアの港
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