10月初めの大型連休は今年、中国史上最長の8連休となり、連休中の全国の旅客輸送数も史上最高となった。初期統計によると、10月1日から8日までの道路による旅客輸送数は延べ4億8800万人で、昨年同期比6.8%増となった。水路による旅客輸送数は述べ780万人で、同比4.1%増となった。9月28日から10月8日までの鉄道による旅客輸送数は延べ6074万8千人にのぼった。
国慶節と中秋節が重なって史上最長となった今年の大型連休では、旅客数が高位で推移し、ピークでは史上最高記録をたたき出した。鉄道客のピークとなったのは10月1日で、692万5千人の史上最高となった。中短距離の旅客が主の道路輸送は、10月1日と4日と8日に旅客数ピークとなり、昨年同日比7%・9.7%・9.0%の増加となった。連休が例年よりも長かったことから、長距離の道路交通の利用者はおおきく増加し、増加幅は5.9%に達した。
旅客の急増に対応するため、全国の輸送系統は十分な輸送力を用意した。全国の鉄道・道路・水路の旅客輸送は安定を保った。全国道路輸送業の大中型バスの動員台数は一日平均82万台に達した。このうち観光バスは8万台余りで、一日平均220万回の運行に用いられた。各級交通運輸主管部門と港湾・水上輸送企業は2万隻余りの船舶を組織し、100万人近い輸送力を確保した。大型連休の輸送期間中、鉄道部門は、2371本の臨時列車を運行した。旅行特別列車も運行し、重点都市から張家界・桂林・深セン・昆明などの観光都市に向かう旅客のニーズに応えた。初期統計によると、運行の乱れから旅客が駅への滞在を迫られるような状況は連休中に起こらず、安全状況は良好だった。
新たな輸送幹線も国慶節前に次々と運行となり、旅客をひきつける要素となった。国慶節前に開通した甬台温客運専線(寧波・台州・温州)や温福客運専線(温州・福州)、大理・麗江鉄路、高速鉄道の運行が始まった成都・重慶鉄道、全線開通した京承高速道路(北京・承徳)などはいずれも、大型連休の注目点となり、旅客数の大きな増加をもたらした。(編集MA)
「人民網日本語版」2009年10月9日 |