VISAが発表した最新の「中国観光業見通し」によると、中国大陸部の観光収入への貢献度が最も高いグループは米国とアジアの観光客となっている。「中国新聞網」が伝えた。
VISAの統計によると、海外観光客がVISAカードを使って大陸部で行った買い物の額は46億ドルだったが、そのうち56%は米国・日本・香港・韓国・台湾の観光客によるものだった。
報告によると、中国を訪れるのは北米とアジアの観光客だけでなく、世界各地の観光客が中国に興味を向け始めている。中国の主要観光客源である25市場のうち、ブラジル・インド・ロシア・南アフリカの観光客によるVISAカードを通じた購入額と取引額の伸びは史上最高に達している。
北京五輪開催から一年が過ぎた現在、海外観光客の中国旅行への興味は依然としてとても高い。10%の回答者は、2年以内に中国旅行をする意向を示した。韓国・日本・ロシア・オーストラリアの観光客の中国への関心は特に強い。
報告によると、中国旅行で最も人気の目的地は北京と上海だ。海外観光客によるVISAカードを使った中国での消費額に占める北京と上海の割合はそれぞれ21%と25%だった。このほか深セン(7%)や広州(5%)、東莞(3%)での消費も大きな割合を占めている。
今回発表された「中国観光業見通し」は、VISAカードの所有者が提供した消費データに基づく分析を通じて作成されたものだ。(編集MA)
「人民網日本語版」2009年9月27日 |