国家観光局が中国観光研究院に委託して行った「全国旅客満足度調査」の結果が30日、発表された。これによると、中国国内の旅行客は、レジャー旅行の増加や目的地の近距離化、インターネットによる情報収集の普及などの傾向を示している。「中国新聞網」が伝えた。
調査によると、中国では、学歴の高い旅行客や若い旅行客が増えつつある。旅行客全体のうち、大学以上の学歴を持つ人は7割を超え、15歳から44歳までの人が58.8%を占めている。
調査によると、国内旅行客の旅行には現在、金融危機の影響を受け、次の4つの特徴が現れている。
(1)レジャーを目的とした旅行がますます増えている。レジャーやリゾートが旅行の目的とした回答は75%にのぼり、観光が目的とした回答とほぼ互角となった。
(2)目的地の近距離化も進んでいる。自宅から500キロ以内の場所を目的地に選んだ旅客は6割以上にのぼった。旅行期間が3日以内か1週間以内という旅客は8割を超えた。
(3)インターネットが、旅行情報を取得するために最もよく使われる手段となった。インターネットを情報収集手段とするという旅行者は半数以上にのぼった。
(4)旅行費用の低価格化が進んだ。一人当たりの費用が3000元以下という旅行社は8割にのぼった。旅行費用が500元から1000元という人が主体となった。旅行目的地の選択が費用によって影響を受けるという人は5割近くに達した。(編集MA)
「人民網日本語版」2009年7月31日 |