「第1回中国歴史文化名街」の選出結果が10日、北京で公表された。今回選ばれた街(通り)は、北京市国子監街、山西省平遥市南大街、ハルビン市中央大街、蘇州市平江路、黄山市屯渓老街、福州市三坊七巷、青島市八大関、青州市昭徳古街、海口市騎楼老街、ラサ市八廓街の10カ所。
歴史や文化の色濃い通りは、歴史・文化的著名都市の主要な構成要素であり、特殊なタイプの文化遺産でもあり、更に、多くの住民が日常生活を営む場所でもある。第1回「中国歴史文化名街」選出活動は、中国の「中国歴史文化名街」を厳選し、効果的に国民に紹介し、世界に披露する目的で、文化部と国家文物(文化財)局の認可を経て、中国文化報道と中華文化促進会の主催により、2008年7月にスタートした。
「中国歴史文化名街」の主な選考基準は次の通り。
▽歴史的要素
政治、経済、文化など各分野で歴史的に重要な影響を及ぼした、重大な歴史的事件が発生した、代表的な伝統産業をもっている、地方色や民族色を特に大きく反映している、など。
▽文化的要素
際立った歴史的・文化的特徴を備えている、豊かな無形文化遺産を有し、伝承している、など。
▽保存状況
文化財古跡や歴史的建築物が手厚く保存されている、伝統構造やユニークな歴史風貌が比較的完璧な状態で残されている、一定の規模を備えている、など。
▽経済・文化活力:
もとの歴史文化と社会生活に対し、同じ脈絡から連綿と続く持続性が備わっている、もとの社会的機能と経済・文化活力が今もなお維持されている、など。
今回の選考活動に応募した通りは、計200カ所以上、民衆による投票総数は140万以上にのぼった。主催者側は、専門家による審査と一般民衆による投票を組み合わせた選考方法により、最終的に10カ所の「中国歴史文化街」を決定した。(編集KM)
「人民網日本語版」2009年6月11日 |