海南省ケイ海市にある博鰲の海岸を観光する観光客
博鰲(ボアオ)アジアフォーラムによって博鰲という小さな町が国内外に知られる観光地となった。海南省観光部門の統計によると、ここ数年、博鰲を訪れる国内外の観光客数は年間200万人を突破している。観光産業がレストランや娯楽、金融、通信などのサービス業の発展をけん引し、博鰲のあるケイ海市の建設をバックアップする重要な原動力となっている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
90年代、万泉河の河口にある博鰲は静かで美しい漁村でしかなかった。町に住む1万5千人の住民は田畑や漁船を守り、この3つの川が大海に流れ込む場所で、自給自足の生活を送っていた。アジア、そして全世界の視線が2000年、このわずか86平方キロメートルの小さな町に向けられた。「アジアフォーラム」がここで開催されるという知らせが広がったその日から、博鰲という名前は世界に知られるようになった。
アジアフォーラムは博鰲という小さな町の環境を大きく変えた。昔、町にはきれいな家なんてそうなかったが、今では通りの両側に東南アジア風の建物が立ち並び、ヤシの木が茂っている。80歳近くになる許さんは、「昔の博鰲は小さな漁村で、海南島各地の漁民が集まってきたが、今では『会議開催都市』として、世界各地から一流の人物が訪れる」と話す。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年4月14日
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