韓国紙「ソウル経済」は27日、「本当に金持ちの外国人は中国人だ」という文章を発表した。中国経済の発展につれて、韓国で大金を使う中国人が増えているという。「環球時報」が伝えた。
不動産開発に従事する41歳の王明さんは韓国旅行中、7千万ウォンもするヴァシュロン・コンスタンタンの腕時計を買ったほか、雪花秀ブランドの化粧品200万ウォン分を妻のために買った。支払いは全て現金だ。
中国の消費者は最近、日本の消費者を超えて、韓国デパートの顧客の中心となっている。中国人観光客は数量では日本人観光客よりも少ないものの、1人当たりの購入額ははるかに日本人を超えている。日本人に人気なのは、プラダやルイ・ヴィトンのバッグのほか、韓国のりやキムチ、韓国酒などの食品。中国人に人気なのは、高級腕時計や宝石、韓国メーカーの高級化粧品だ。
中国人観光客の韓国デパートでの購入額は1月と2月、昨年同期に比べて大きく増加した。多いところでは13倍にのぼったという。中国人と日本人の購入額を比べると、中国人の方がヒュンダイデパートでは8%、ギャラリア百貨店では2%上回った。
ヒュンダイデパートの担当者によると、「人民元の値上がりを受けて、中国人観光客数は年初から大きく増加している。日本からのツアー客と比べると数は少ないが、お金持ちが多い。大企業の社長やお金持ちの子どもがほとんどなので、一人当たりの消費額が大きい。中国人客は売り場を一回りして、気に入った商品をどんどん買う。日本人客は自分の買い物リストに書き連ねたもの以外は買わない」。ギャラリア百貨店の担当者は、「中国人は韓国ブランドをよく知っている。中国人客は増えつづけている。今後は、中国人客をねらったマーケティングを強化し、彼らに特化したサービスを提供していく計画だ」と語っている。(編集MA)
「人民網日本語版」2009年3月30日 |