日本を旅行する中国人観光客が年々増加しているのに伴い、日本で中国語の「通訳ガイド」の資格を受ける人が増えている。昨年はこの「通訳ガイド」の資格試験に前年よりも9人多い1593人が受験し、184人が合格した。合格率は11.4%で、10カ国語の中で最も競争率が激しかった。中国人の合格者は在日中国人33人を含む84人だった。在日中国人向けの総合中国語新聞「中文導報」の電子版が伝えた。
日本政府観光局(JNTO)はこのほど、2008年度(平成20年度)「通訳ガイド」資格試験の最終結果を発表。この国家資格試験の合格率は以前は10%以下だったが、06年から13.1%に、07年には20.6%の過去最高を記録し、08年は17.4%だった。
「通訳ガイド」資格は1949年に制定された国家資格で、日本の国家試験の中でも超難関のひとつとされる。受験生の国籍、年齢は問わないが、試験自体がかなり難しく、優れた言語能力のほか、日本の地理、歴史、文化などに対する豊富な知識が求められる。「通訳ガイド」資格には現在、英語・中国語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・イタリア語・ポルトガル語・ロシア語・韓国語・タイ語のあわせて10カ国語あり、言語のほかに日本地理、日本史、一般常識も受験する必要がある。
「人民網日本語版」2009年2月5日 |