忻城莫氏土司役所
忻城県政府所在地にある国の重要文化財。土司は元(1206~1368年)、明(1368~1644年)、清(1616~1911年)の各時代に少数民族の人々を統治するため少数民族の首領に授けた世襲の官職の名で、同官職を授けられた人も指す言葉。史料によると、元の末期から清の光緒32年(1906年)まで、莫氏世襲の土司は470年余にわたって忻城を治め、その役所は中国で現存する中で規模が最大で、最も完ぺきに保存されている土司の建築物である。役所の建築物はレンガ・木造構造で、中原地区の古典的な宮廷建築物の特徴を具えるとともに、チワン族の特徴もあり、「チワン族の故宮」と称されている。
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