碗豆黄は北京の伝統的な点心だ。北京では、旧暦3月3日に碗豆黄を食べる風習がある。そのため碗豆黄、春先から春が終わる頃まで市場に出回っている。
北京の碗豆黄は宮廷式と民間式の2種類がある。
碗豆黄はもともと、沿道で売られ、一般大衆が食べるものであった。通常、ナツメが加えられた。
宮廷点心となった碗豆黄にはナツメは入れず、その作り方も丹念なものになった。まず、えんどう豆をよく煮て裏ごしし、砂糖や木犀の花から作られたソースを加え、固まったら、薄さ1.5㎝でで約6㎝の四方に切って皿に並べる。繊細な味わいと口解けのよいこの軽食は、西太后が好んで食べたと伝えられている。(編集WM)
「人民網日本語版」2008年7月2日 |