世界最大の消費税還付運営企業・グローバルリファンド社がパリでの中国人観光客のショッピング状況に対する特別統計分析を実施した。これによると、パリでの中国人観光客によるショッピング数量・金額はいずれも、ここ2年急増している。昨年の中国人観光客(台湾・香港・マカオ地区の観光客は除く)のショッピング量は、パリでの外国人ショッピング総量の18%を占め、日本に次いで第2位となった。新華社のウェブサイト「新華網」伝えた。
統計データによると、パリでの中国人観光客による2007年ショッピング総額は、前年比40.6%増の約8千万ユーロに達した。観光客1人当たりのショッピング額は838ユーロまで増加、米国・日本を上回り、サウジアラビアとロシアに次いで第3位。
中国人観光客の大多数はツアー旅行でフランスはじめ欧州各国に訪れるため、パリでのショッピング時間はかなり限られている。このことから、ショッピングの場所が極めて集中的で、オースマン大通りが全体の70.6%、シャンゼリゼ通りが18.2%を占めていることが、分析の結果明らかになった。
調査結果によると、中国人観光客は税金還付手続について大変熟知しており、パリで買い求めたほぼ全ての商品について、税金還付手続を行っている。ほとんどの中国人観光客が現金でショッピングをするため、税金還付もキャッシュで行われる。(編集KM)
「人民網日本語版」2008年6月2日 |