四川省観光局の張谷局長は「今回の地震による損失は非常に大きい。観光業の直接損害額が500億元を超えたと予測している」と語った。
被災地の観光地区の損失はきわめて大きい。大多数の古建築物が倒壊し、都江堰景勝区の倒壊状況が最も深刻である、世界文化遺産に登録された都江堰の「二王廟」の正殿は倒壊し、唐代詩人李白の故郷である江油市の「清代の鳥居」も倒壊した。九寨溝からは破壊したといういかなる報告も得ていない。
景勝区の修繕作業は救援活動が終わってから、計画する予定だという
四川省は世界自然文化遺産と国家重点景勝地の最も多い省で、都江堰、青城山、剣門蜀道、貢嘎山など9カ所が国家重点景勝区である。高原、山地、峡谷、盆地、丘、平原、河川、湖、温泉、滝、カルスト地区、丹霞地形などさまざまな地形がそろっていて、昔から「風景省」と称えられている。2007年の四川省の観光収入は1217億3100万元に達した。
「北京週報日本語版」2008年5月20日 |