黄山は安徽料理の発祥の地であり、山の幸やゲテモノ料理で知られている。食材を厳選し、新鮮で生きているものを求め、数をそろえるために不良品を混ぜてごまかすようなことは決してしない。調理法では火加減に工夫を凝らし、火加減を巧みに生かすことに長じ、特に木炭(すみ)を使ってとろ火で煮込むなどを重んじ、色が濃くて脂っこいものにする調理法を特色とし、焼、燉、蒸に優れ、味加減もちょうどよい。
特色のあるグルメ
名物地方料理 徽州臭鱖魚(ケイギョ)、清蒸石鶏、徽州桃脂焼肉など。
徽州臭鱖魚(ケイギョ)
安徽の名物料理として、200年以上の歴史がある。魚を塩漬けにしてから調理する。魚の肉は臭いようだが実は美味しく、柔らかくて、特殊な発酵の香りがする。
清蒸石鶏
徽州風の名物料理。石鶏は安徽料理の特色のある食材であり、ふたの付いた茶碗でそれを蒸すので本来の味を保っている。しょうゆなどの調味料で煮込む石鶏も同じように香りがある。
屯溪徽菜館
黄山市屯溪区の黄山西路に位置する黄山で最もよく知られた安徽料理のレストラン。1933年の創業で、もとは「富春園」と呼ばれていた。70年代以降、伝統的な安徽料理を特色とすることになった。特色のある生きたケイギョを塩漬けにしたもの、醋溜鑲青椒(ピーマンに酢味のあんけをしたもの)など。
所在地 黄山西路59号
電話 86559—2517828
名物軽食 黄色山河螺螄、徽州裹粽、炒田螺(タニシの炒め物)、五城茶幹、蟹殼黄、火爐餅、火焼冬筍(タケノコ料理)、甜酒釀(甘酒)、魔芋(コンニャク)豆腐など。
徽州裹粽(ちまき)
黄山の民間の軽食。ユニークな軽食で、包む方法、形、中身は一般のものとは異なっている。徽州裹粽は色とりどりで、肉粽(肉の入ったちまき)、排骨粽、棗栗粽、豆沙粽、紅豆粽、灰汁粽などがある。
特色のあるレストラン
名称 種類 所在地 電話(地区番号86559)
老上海大酒店 安徽/上海料理 屯溪老街266号 2513636
臨江一楼 安徽/杭州料理
/広東/四川料理 滨江東路78号 2529977
老街第一楼 安徽料理 屯溪老街247号 2539797
惠宇楼 安徽料理 西鄭街6号 2518787
臭名遠揚臭豆腐専門店 軽食、めん類/
発酵した豆腐 老街口 2320200
「北京週報日本語版」2008年5月15日 |