北京の複数の旅行代理店によると、労働節(メーデー)期間中のフランス旅行参加者は今年大きく落ち込み、これまで人気だったフランスを単独目的地とするツアー商品は存続の危機に瀕している。「京華時報」が伝えた。
中国国際旅行社・中国旅行社・中国青年旅行社・康輝旅行社・衆信国際旅行社など複数の大型旅行代理店によると、これまで労働節期間中に人気だったフランスを単独目的地とするツアーは今年、北欧や東欧などへのツアーに続々と切り替えられている。ある旅行代理店の担当者は、「最近フランスで起こった友好的でない事件の影響で、フランス旅行は観光客らのボイコットに遭っている。旅行代理店としても、フランス行きのツアーを欧州の他の国へのツアーに切り替えたり、フランス行き希望者を他の旅行代理店のツアーに回したりといった措置を取らざるを得なくなった」と語る。
旅行代理店関係者らによると、今年から実施される労働節休暇の短縮により、欧州行きツアーの需要全体に影響が出ている。フランスで最近起こった事件がフランス行きツアー客の減少に拍車をかける形となった。(編集MA)
「人民網日本語版」2008年4月17日 |