ラサ市はチベット自治区の区都であり、チベットの政治、経済、文化の中心でもある。従来から「世界の屋根」と称されている青海・チベット高原に位置する。チベット族の料理はあっさりしていて、口に合うことを重んじ、塩、ネギ、ニンニクのほか、辛い調味料はあまり使わず、食材本来の状態に保つことを特色とする。観光客はラサ市に足を踏み入れば、特色のあるチベット族の料理を賞味することができる。同時に、北京路通り、江蘇路通りには全国各地の特色のあるレストランもたくさんある。
ラサ市の飲食は主にチベット族の料理、四川料理を主とし、同時にネパールやインドの料理を楽しめるレストランも何軒かある。
特色のあるグルメ
名物軽食
チベット族風の料理——ウシ・ヒツジの肉、乾し肉、奶渣糕、人参果糕(お菓子)など。
主食——酥油、糌粑、奶渣包子、油炸面果など。
飲み物——酥油茶(チベット風のバター茶)、甜茶、青稞(ハダカムギ)酒。
糌粑(ハダカムギの粉で作ったチベット族の主食)、酥油(チベット風のバター)、お茶、ウシやヒツジの肉はチベット族の料理の「四大珍品」と言われている。
ウシ、ヒツジの肉
チベット族の人々は一般に肉の料理が好きであるが、偶蹄類の家畜のものしか食べず、奇蹄類の家畜を口にしない。ヤクの肉、メンヨウの肉を主とする。寒冷地帯に位置するチベット地域では肉を長期間保存するため、肉はよく乾し肉にする。
酥油と糌粑
大麦類の青稞はチベット草原の主な農作物であり、そのうち白い青稞、青い青稞が常食のもの。糌粑は、青稞を干し、炒め、粉にひいてチベット族の人々の主食となる。酥油はミルク、ヒツジのミルクから抽出されたパターで、栄養たっぷり。
特色のある飲食街
青年路の夜店 ラサ市の市街区のにぎやかな青年路通りにあり、さまざまなグルメや全国各地の名物軽食を賞味することができる露店として盛夏に暇つぶしをするよいスポット。
西郊外の天海夜店 ラサ市の西郊外にあり、ラサ市の最大規模の夜店のスポットの一つ。外観は巨大な天井のようで、チベット族の料理、四川料理、山東料理など全国各地の名物軽食を賞味することができる。
特色のあるレストラン
名称 種類 所在地 電話(地区番号86893)
雪域餐庁 東南アジア/インド/
チベット族風の料理 藏医院路4号 6320821
剛堅餐庁 チベット族風/中華料理 北京東路83号 6363961
雪人餐庁 チベット族風の料理 北京西路 6815755
民族園餐庁 雲南料理 ロブリンカ(羅布林卡)路 6271288
ポタラ(布達拉)
風情餐吧 チベット族風/
ネパール風 北京中路127号 6336664
「北京週報日本語版」2008年3月24日 |