中国に現存する最大の宿場町――鶏鳴駅。2年近くかかった修復作業が完了し、北京周辺の独特な観光スポットとしてこのほど一般開放された。
宿場町は昔、文書を運ぶ伝令が馬を交換したり、休息したりする場所だった。 鶏鳴駅は河北省張家口市の懐来県にある鶏鳴山の麓に位置し、北京からは100キロ余り離れている。元の時代以降、清王朝が1913年に全国の宿場を撤廃して、郵政局を設立するまで、北京と西北地方を結ぶ中継地としての役割を果たした。
鶏鳴駅は他に現存する宿場と同様、高さ11メートルでほぼ正方形をした2キロの城壁に囲まれている。城内にはなお17軒の寺院と馬小屋、練兵場、商店などが残っている。中国国内でも保存状態が最もよく、最大の規模を誇る宿場だ。
写真は鶏鳴駅で発見された壁画。
「人民網日本語版」2008年3月18日
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