上海のホワイトカラー、呉さんは、香港のショッピングウェブサイト「SaSa」で化粧品を買うのに夢中だ。彼女お気に入りの「アナスイ」の30cc入り香水の現在の価格は22ドル8セント、昨年年初には182元が必要だったが、今では164元となり、実質的にはおよそ10%の値下がりに等しい。
このような「値下がり」の最大の要因は、ドル安につきるようだ。堅調な人民元相場が続く中、米ドル・人民元の交換レートは日増しに接近している。加えて、昨年年末のクリスマス商戦の際、米国小売り企業が大規模な「在庫一掃セール」を展開した。したがって中国人買い物客にとって、米国全体が今や「バーゲン中」と映るようだ。
ニューヨーク観光局の調査によると、中国人観光客の同市の平均滞在日数は5.9日で、当地でのショッピング内容をみると、欧米のブランド化粧品、衣類などが主流という。さらに驚きなのが、現在ニューヨークを訪れる中国人観光客数の80%以上がビジネスを目的としており、現地にて不動産を購入する中国人も多いという。
「人民網日本語版」2008年2月20日 |