ニューヨーク発の中国東方航空国際便が14日、上海浦東国際空港に到着した。機内からは大量のショッピングバッグを手にした乗客があふれ出てきた。春節(旧正月)休暇を利用し米国に観光旅行に行ってきたという若い女性、楊さんは、「デジカメ、iPodプレーヤー、ブランドバッグ、洋服、靴などを買いました。ドル安に感謝感激です」と声が弾んだ。「国際金融報」が伝えた。
楊さんは現在中国で沸き起こっている「Buy-in-America(米国で買い物を)」ブームに乗った一人だ。ドル安・元高の恩恵を受け、中国人にとって米国の物価水準が非常に手頃になっている。現地に直接赴く観光客のみならず、インターネットを利用したドルによる買い物も爆発的ブームという。
ニューヨーク市観光局のキンバリー・スペル報道官によると、同市を訪れる中国人観光客数は過去2年間増加傾向にあり、昨年の中国人観光客数は約14万5千人、今年はさらに約15万9千人の来訪が見込まれる。同市観光局は、これは米国が中国人観光客に対しビザを解禁して以降、過去最高の数字となると推計している。(編集HT)
「人民網日本語版」2008年2月20日 |