敦煌市は甘粛省の河西回廊の西側に位置し、著名な中国歴史文化都市の一つである。よく知られている敦煌の莫高窟は敦煌市の南東から25キロの鳴沙山東側の絶壁に位置する。敦煌市では人々の1日三度の食事はほとんどうどんを主食としている。ヒツジ、ニワトリ、ウシの肉が好きで、あっさりしていることが特色。めん類のつくり方にも工夫を凝らしている。
特色のあるグルメ
名物地方料理 油爆駝峰、絲路駝掌、駝峰炒五絲など
油爆駝峰
1500年以上の歴史がある珍しい料理の一種。ラクダの肉を薄切りにするかあるいは千切りにし、強火で油の中でさっと揚げ、さまざまな調味料を組み合わせたもの。柔らかくておいしい。
絲路駝掌
ラクダの足の肉は全部靱帯部のもので、栄養たっぷり。この料理は雪山のように真っ白く、回り道のようにくねくねしており、ラクダの足の靱帯部は柔わらかくてさくさくとして口によく合う。薄いこがね色を呈し、透き通っていておいしい。
名物軽食 釀皮子、炸油糕、黄面、手工臊子麺、敦煌榆銭など。
釀皮子
敦煌の釀皮子はぴかぴかして黄色を呈し、つるつるしてあっさりしているものもあれば、玉のように真っ白いものもあり、特殊な調味料を組み合わせると、辛くて冷
く、柔らかで歯ざわりがよくて口によく合い、長い歴史のある民間ではやっている「ファーストフード」と言ってもよい。
特色のある飲食街
沙州夜市
陽関東路通りの「沙州夜店」の中にある特色のある軽食エリア、農業・副業産品区は観光客が敦煌の特色のある料理を賞味するスポットである。あっさりした味を好むならば、鳴山路通りにある飛天賓館の近くへ出掛かればよい。この地では中華料理、西洋料理のレストランもたくさんあり、値段も手頃で口によく合う。
「北京週報日本語版」2008年1月23日 |