八達嶺長城・国家保護区間の南楼と北楼の未開放区間計3700メートルで、開放に向けた危険箇所の補強工事が進められている。これにより八達嶺長城の総開放距離は倍増する。北京市延慶県政府が発表した。
これらの未開放区間は長年にわたり、自然な風化、雨水による浸食などさまざまな原因により、落盤、土壌の弛緩、レンガの欠損など危険な状態に置かれていた。八達嶺特区は770万元を投じて「南延北伸」プロジェクトを始動、現在までに南7楼から南16楼までの未開放区間1245メートルで補強工事を完了しており、北段の未開放区間2455メートルの補強工事も年内に実施する予定だ。
延慶県政府側はまだ工事全体が完成する具体的なタイムテーブルを発表していないが、北京五輪前に現在の3741メートルに加え、新たに3700メートルを開放、総開放距離を倍増させたいとしている。「新京報」が伝えた。(編集NA)
「人民網日本語版」2008年1月7日 |