山東省の省都である済南市は山東省の中西部に位置し、省全体の政治、経済、文化の中心であり、「泉城」とも呼ばれている。山東省は山東料理の発祥の地であり、済南料理は山東料理の粋であり、爆(多めの油で強火で炒める)、焼く、炒める、揚げることで知られている。種類はあっさりとした新鮮さ、色、香り、味、盛り付けをいずれも得意とし、一般に「一品の料理には一つの味があり、百種の料理には百種の味がある」と言われている。済南市の特色のある地方軽食はつくり方が精緻で、味も多種多様で、種類も豊富で、特色がある。
特色のあるグルメ
名物地方料理
糖醋黄河鯉魚、清湯燕菜、九転大腸、奶湯浦菜、済南ダック、爆炒腰花(ブタのもつの強火炒め)、四喜丸子など。
糖醋黄河鯉魚(黄河産のコイの甘酢あんかけ)
済南市の伝統名物料理。よく知られるコイの種類は黄河の竜門のコイであり、従来から「金鱗金翅(こがね色のうろことひれ)」と言われてきた。この料理には「鯉魚跳竜門」(立身出世すること)の意味がこめられており、泉城のさまざまな婚礼の宴の料理となっている。
済南ダック
済南料理のオーブンであぶられるダックは味がユニークでおいしく、皮も歯ざわりがよく、肉の質も新鮮で柔らかくて召し上がる価値がある。
聚豊德飯店
1947年にオープンしたこのお店は山東料理の味も純粋で、済南のダックはよく知られた存在である。
所在地 大緯二路11号
電話 86531-86924106
名物軽食 草包包子、把子肉、三鮮鍋貼(焼きギョーザ)、清油盤絲餅、油旋(ネギなどを加えた丸焼いたもの)、饊子(油で揚げた食べ物)、烤地瓜(焼きイモ)、醤油螺螄(タニシの醤油煮)など。
草包包子鋪
草包包子は約百年の歴史がある灌湯包(液状の餡が入ったパオツ)の一種であり、白っぼくて薄い皮の中のピンク色のひき肉が見え、汁もたっぷりで柔らかく、よい香りがして脂っこくない。お客様に手渡す際に乾したハスの葉で包んだため、とてもおいしい香りで人々を引き付けている。
所在地 普利街15号
電話 86531-86921454
特色のあるレストラン
名称 種類 所在地 電話(地区番号86531)
山東新聞大廈酒店 海鮮/韓国/西洋の料理 楽源大街6号 86969999
富莱大酒店 海鮮料理 解放路東首 88951688
玉泉森信大酒店 四川/山東/広東の料理 濼源大街68号 86938888
竜泉大酒店 山東料理 黒虎泉西路183号 83191666
微山湖魚館 淡水魚の料理 明湖路212号 86089898
「北京週報日本語版」2008年1月3日 |