アルゼンチンのロミーナ・ピコロッティ環境長官は24日、「このほど、客船エクスプローラー号(MV Explore号)が沈没した事故で、アルゼンチン南方の南極海域に深刻な環境汚染をもたらしたことを受け、アルゼンチン政府は今後、国内の旅行会社が企画した「南極めぐり」といった観光コースを厳しく規制する」と述べた上で、南極大陸の脆弱な生態環境を保全するため、国際社会も同じような行動を取るよう呼びかけた。
その中で、ピコロッティ長官は「南極大陸の生態環境は非常にもろい。過度な観光開発と突発事故によって、この大陸に取り返しのつかない災いをもたらす可能性がある。そのため、アルゼンチン政府は今後、国内の南極大陸観光を厳しく規制していく」と語った。
「CRI」2007年11月26日
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