現在、海外旅行で最も「金を落とす」のは中国人観光客だ。国家観光局の王志発副局長が6日に貴州省黔南州茘波県で行われた第2回貴州観光産業発展会議で明らかにしたところによると、2015年をめどに、中国人の海外旅行での消費支出は約1千億ドルを超え(国際貿易黒字の約1千億ドル減少に相当)、中国の国内観光と海外観光の観光客数はのべ2億人に達する見込みだ。「中新社」が伝えた。
世界免税協会(TFWA)とACニールセンがまとめた最新の統計データによると、昨年の中国人海外渡航者数はのべ3400万人に達し、海外での消費規模は243億2千万ドルで世界一になった。中国人観光客の平均支出額は1081ユーロ(約18万円)で、これも世界トップだ。
中国人観光客は旅行1回当たりの支出額では日本をやや下回り2位だが、ショッピング関連の支出額は1位で、旅行費用全体の3分の1を占める。海外ではブランド品の価格が相対的に安く、これが中国人観光客のショッピング熱をあおる大きな要因となっている。欧州では12~16%という高率の税還付政策が実施されており、一部の商品は中国国内で買うより40%も安くなるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2007年11月7日 |